2人が本棚に入れています
本棚に追加
出席番号順に座って隣の席。
隣の席に座って開口一番
「部活決めた?また演劇部?」
だった。
「え、私が演劇部だったってなんで知ってるの?」
「だって、見に行ったもん、白雪姫。こびと役、似合ってたぜ。チビだし。」
そういってにやりと笑った。
「ちびじゃないもんっ!井上がでかいんでしょ。」
そう、拓馬は背が高い。
私の頭は拓馬の肩にも届かない。
そんな私をいつもからかってくる。
私はそれに反撃する。
私にとって拓馬は、単なるいい男友達の一人だった。
最初のコメントを投稿しよう!