プロローグ

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何がどうなって、『じゃあさ』になるのか。 何の話をしているのか全くわからない。 話が見えず黙っていると、水嶋はさらに続けた。 『拓馬にコクられたらどうする?』 『……ぇっ?』 私の反応は予測済みなのか、当惑する私をみても爽やかなスマイルを崩さない。 『あいつ、いいやつだぜ。拓馬と笠井、お似合いだと思うけどな。じゃあな、また明日。』 『ちょっと待って!お似合いって?ねぇ、水嶋!』 水嶋は聞こえているのかいないのか、振り向きもせず帰ってしまった。
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