委員長会議っ

3/3
前へ
/30ページ
次へ
『あっ---』 一期は持っていたスクール用のカバンを落とした。 そこにはさっきまで、スポットライトに照らされていたジュリエットが居たからだ… (いちぐぉ…) 佳代は再び「嫉妬」の炎を纏っていた… 『君たち…1-Bの委員長?』 『っうぁ、っは、はっいっ』 かみかみだ… (…) 鋭く尖った眼で佳代はジュリエットを睨んだ… そんな佳代を気にもせず、ジュリエットは、 『兎織(とおる)~やっと1-B来た~』 橘兎織(たちばな-とおる) …先ほど同じくスポットライトを浴びたロミオだ。 『この人たちも委員長なんだ…』 一期は呟いた。 『いいえ、兎織は生徒会長なのよ』 『え?でも、生徒会長の挨拶…確か、違うヒトがしてませんでしか?』 『あれは副会長…その日、兎織風邪で休んでたから』 一期はなんとか話が続く様に必死でジュリエットと話してた… (一期…) なんだか距離感を感じた佳代だった。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加