暗闇の下で

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「はい、バスケットボール部の皆さんありがとうございました …続いては演劇部の皆さんです」 生徒会役員がそう言い終えると、体育館全体が暗くなった。 「うわぁ~何??」 はしゃぐ成。 (バクバク…) 「インキン…大丈夫か??」 心配そうに問いかける一期。 「俺さ…」 「やっぱり陰金○虫…「ちげぇよっ」 〈ポカッ〉 インキン…いや、金次から拳骨を喰った一期。 「何が起こるのかなぁ~(ワクワク・ドキドキ)」 一期と金次のボケ・ツッコミに気にもかけない位、照明が暗くなったことに興奮している… 「俺…『暗所恐怖症』かもしれないんだよ~」 今まであぐらをかいていた金次は体育座りになった。 「成が羨ましいよ…」 そう言いながら成を見る金次。 「僕が護るよ…」 その瞬間に金次の手を握る成。
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