恭ちゃん.

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アツシと別れた8月6日の夜。 アツシはずっといやっていってくれたんだけど 「もうむりだよ」そういってすっぱり別れた。 振ったあたし自身も少し涙目。 でもメソメソなんかしてられない! 幼馴染であるミナの家は歩いて30秒もかからなくて 別れたことを、急いでミナに報告しにいった。 「ミナ!アツシと別れた!」 「まじで!?あさ子はそれでええの?」 「もうええねん!」 半分ほんとで、半分うそ。 好きだから、ヤキモチ妬いてたんだ。 気づかない馬鹿男。 ばいばい、アツシ。 泣きそうなあたしに、ミナは笑って 「そういえば、今日あさこずっと一人やったやん?」 そうたずねてきた。 うん、ってうなずいたあたし。 「恭ちゃん、ずっとあさ子のこと心配しとったんやで?あつしにずーっとずーっと『あさ子一人やん!可哀相やろ!あさ子のとこいきなよ!』って言うとった!愛感じるわ!笑」 なんて冗談めかして言った。 恭ちゃんとメールしはじめて三日目。 まだ何も知らない2人。 でもたった一つわかることは 恭ちゃんのやさしさ。
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