恭ちゃん.

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ミナにその話を聞いたあと 恭ちゃんにすぐメールを送った。 なんとなくだけど恭ちゃんにはすぐに伝えなきゃ。 そんな気がした。 「恭ちゃーん!!アツシと別れた。」 すぐに着信音がなった。 なんとなくミナと一緒に恭ちゃんの専用着メロに選んだサザンの 雨上がりにもう一度キスをして 「うそや?冗談やろ?」 「ほんま!」 「そうかあ・・・かわいそう・・・。大丈夫?」 恭ちゃんの優しさが伝わってくる、そんな返事だった。 あたしは可哀相なんかじゃないよ。 あたしが振ったの。 可哀相なのは、あつしだよ。 そういったのに 「そうやけどアツシもあさこも一緒や。」 きっと恭ちゃんは同情なんかじゃなくて 心からあたしとアツシの事を心配してくれてて そういってくれたのだと思う。 「・・・そっか!ありがとう!」 やっぱり恭ちゃんは優しかった。 慰めてほしかったんじゃなくてただ素直に恭ちゃんとメールがしたい! そう思った。
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