0人が本棚に入れています
本棚に追加
『俺も、彼女とどうしよっかな』
恭ちゃんと彼女は今自然消滅状態だ、って初めてメールした日に聞いた。
メールをしてもシカトだし、連絡なんて取らないし、学校でも話さない。
そう、恭ちゃんは言ってた。
『どうしようかな』
その言葉を聞いた瞬間出た言葉は
『彼女と別れて、あさこにしなよ!!笑』
もちろん、その時は冗談で言ったんだよ。
アツシと別れた日だったし、そんな事一つも思ってなかった。
『そうしようかな!笑』
・・・・・? え?
冗談に対する、冗談だと思った。
恭ちゃんが、年下のあたしを相手するなんて思ってなかった。
「冗談やろ?笑」
『んー。彼女がおるから、まだわからへんけど・・・
俺があさこのこと好きってことは頭に入れといて?』
え?
俺が誰の事を好き?
誰があさこの事を好き?
ほんとに一瞬信じられなかった。
世界が世界じゃないような気がした。
それでもちゃっかり『うん』なんて返事をしたけど(笑)
でもね
頭に入れといて?なんて言葉
そんな言葉なくても
今でも、忘れられないんだよ。
最初のコメントを投稿しよう!