敦司.

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「おかえり!あさこ!」 「ただいま、お母さん…。」 「顔赤いよ?どうしたの?風邪?」 「!!!??なんでもないよ!!!」 顔を真っ赤にしながら階段をかけあがり部屋へ戻った。 部屋に入った瞬間「はあ~」と淡いため息をはいた。 「キス…しちゃった。」 唇と唇が触れ合った瞬間 柔らかい様な甘いような なんともいえない感触で。 顔が近くて 顔が熱くて。 「あああー!もうっ!!」 なんて言いながらも顔はにやけ顔。 布団に包まって携帯をひらく。 メールが一件。 アツシ。 「うわっ!」 思わず手から離れる携帯。 『今日はごめんな!ありがとう』 短いメールの先には頬を真っ赤にして自転車で帰っていくアツシの顔がうかんだ。 「明日…顔合わせれるかな…。」 独り言のようにつぶやき そっと瞳をと閉じた。
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