消えたドライバー

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部屋の奥からわずかだがテレビの音が聞こえた・・・。 どうやら電気も点けっぱなしの様だ・・・玄関からわずかな明かりが差し込んでいた。 「誰かいるのか?」 と・・・久米と鶴川は顔を見合わせた。 二人はゆっくりと・・・足音を消して・・・部屋に入っていった。 もちろん二人は拳銃を脇からそっと出した・・・ 「誰かいるのか!」 カチャ! さっと久米はピストルに指をかけた! 「・・・・・・・」 そこには誰もいなかった。 「ふう・・・拍子抜けっすね」 「ああ・・・しかしまだ部屋のぬくもりを感じないか鶴さん」 「ええ・・・まだ暖房も点けてないのに・・・やけにあったかいですね・・・・」 部屋は2DK。ワンルームより少し広めだった。
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