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季節は変わって春になった。
1年のときは入試の成績順でクラスが別れていたが2年からは自分の進学に合わせて特進、進文、進理、普通とみんな別れていった。
私は当時目指してた職業があったので先生に勧められていた進文を蹴り進理に進み、彼は特進に進んだ。
離れたのはクラスだけでなく教室自体も離れてしまった。
特進と看護科は中等部や特別教室などがある新館にありそれ以外の高等部クラスは旧館にあった。
そして2つの建物は渡り廊下で繋がっているのだ。
少し寂しい気もしたが遠く離れた訳でもないし何よりケータイがあった。
でもケータイで繋いだ運命はケータイで裏切られることになるなんてこの時は夢にも思わなかった…。
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