お前が俺様の花嫁だ

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「いやっ!!」     雛はいきなり起き上がり体中に汗を滲ませていた。 はぁ、はぁと荒い息づかいを整える。     「何だったの、今の夢…?」     夢にしてはリアルだったな…「ガタッ!!」     「きゃっ!な、何!?」     あんな夢を見たせいか、いきなり物音がしたから凄くびっくりした。     「何だ…窓開けっ放しにして寝ちゃってたんだ」     物音の原因は風だろう。今の変な夢も夜風にあたったからかもしれない。いや、きっとそうだ。 あたしはもう一回ベッドに入り深い眠りに落ちた。     窓からこちらを見てる影に気づかないまま…
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