始まり

5/11
前へ
/97ページ
次へ
王子は聞いた 《コイツ等と村人を殺したのはお前等か!?》 男の子は振り向いた 振り向かれた時に王子は背筋が凍った 目には子供に不釣り合いな狂気がにじんでいた 《違う両親を殺され、村を壊され、友人、村人を殺されたからあざけ笑うコイツ等を殺した》 子供は平然といった 男の子の手には、見たことの無い綺麗な紅と白に輝く双剣を 女の子の手には、花の模様の美しいレイピアを持っていた 人の血と人が焼ける匂いで異臭が当たりを漂うなか目に狂気を宿し子供達は言った しかし王子は感じた 《単なる強がりだ》と 王子は二人に駆け寄り抱きしめた
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加