情報屋ジェイ《初任務》

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「悪いねぇ、今立て込んでいるんだよねぇ、別の道に回ってくれるかなぁ」 あちゃーと頭に手をつけ残念そうに答える…悪ザ1 「ただ走り回っているだけなのにか」 はぁーっ、と深い深いため息を一つ 「…生意気だなコイツ」 なんか妙に突っかかり気味の…悪ザ2 「オイ…やっちまえ」 何をどこにやっちまう要素があったのかわからない、これだから面倒くさいやつは嫌いだ 「やっちまえときたか、だけど…」 ドサドサッ 背後では人が倒れ落ちる音がなる 「二人ともやられているぞ、馬も逃げたし」 まさに逃げ場無し 「えっ!?」 あまりにも驚いていたので少し吹き出しそうになる 「ザコすぎよ…」 有り得ないと両手を広げ首を横に振るう 「畜生がぁ~!!」 悪ザ1は頭に血が上ったのかコケにされたのが悔しかったのかメイに襲いかかっていった。だがそれがいけなかった 「女を狙うとは男じゃないな」 どこから取り出したのか手には白い短剣 ッズバン …ドサッ 悪ザ1は馬から崩れ落ちた。馬は主を失ったのでよくわからないまま荒野を走っていった 「…確かにザコだったな」 改めて実感した不良の実力。ここでも城下町と変わらないってことは世界共通かもしれない 「でしょ?」 二人は何事も無かったかのように小屋に入っていった …ちなみに 悪ザ=悪ぶっているザコの略語
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