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カランカラン♪
「いらっしゃ…おぉ~お前等無事だったかぁ~…ていうか早いな」
パーシー一味のアジトからジェイがやっている喫茶店まで二人は即帰ってきた
「当然よ、私達強いもの」
ふふん、と胸を張るメイさん
「ははっ、言うじゃねぇか、一応今のはB級の仕事だぜ」
仕事には勿論ランクがある下から順番にF・E・D・C・B・A・S・SSと全8段階となっている。ランクBは中の上ぐらいというところだ
「あれがB級か…まだまだだな」
正直拍子抜けだな、と考えながらコーヒーを飲む
「まぁまぁ、さぁ、ライセンスを見せてくれ」
…?……ライセンス?
「え、無いのか?嘘つけよぉ、だって壊し屋だっていったじゃねぇかよ」
「「…………」」
うーん?
ライセンス?
美味しいのかそれ?
「……はは、はっはっはっ、ハァーッハッハッハッ!!!」
片手を目を隠すように置きもう片方のては前に出しカウンターの上に置いて豪快に笑うジェイ
「「HAッHAッHAッ」」
そうだ笑えば全て解決
笑顔で行こ~♪
「何だとおぉォォォォ~!!!!!」
やはりダメだったか
ジェイは一気にカウンターから前に乗り出して来た
「お前等違反じゃねぇかぁ!!」
すごい形相で怒ってくる
いやぁ、さっき言いましたよねメイさんが《世間知らず》と…
だけど謝っておこう
ごめんなさい×2
「…ハァーッ、まぁ、お前等はここら一帯の迷惑事をけしてくれたからなチクったりしねぇよ」
ヤレヤレと首を振りながらため息を吐く
「すんません…ありがとうございます」
深々と謝る二人
「ったく、お前等どこの田舎もんだよ」
困った奴らだなと聞いてくる
が…キョトンとジェイを見る
「いや、田舎では無いわ」
「バーナー王国王室育ち」
だって王様に救われたんだもん
「…はぁ!?」
イヤイヤ信じられんわとポカンとこちらを見てくるイカツイオジサン
「ほんと、ほんと、ほら」
証拠に渡された王室の紋章を見せる
身分証明みたいな物だ
嘘だろと一瞬呟くが目の前に証拠らしき物があるから信じるしかなかった
「マジかよ…はぁ、何故知らないかは、何となくわかった、だけど何故壊し屋に?」
そこから数分リオンとメイは語った
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