ライセンス試験

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二人の過去を聞いて俯くジェイ 「…そうか、悪いな聞いちゃって」 「構わないよ」 ケラケラと笑い気にするなと返事でもしておく 「そうか、じゃあお前等がアルス王子が言っていた二人か」 「王を知ってるの?」 これは驚いた、ジェイが王をしっているとは 「あぁ、彼は器がでかいよな、よく俺に世界の情報を聞いて世界の状況を確認している。平和かどうかしりたいらしい」 二人は誇らしげだった 当たり前だ王こそ世界最高の人だ 「なら、お前等にひいきしなきゃな」 こちらを向き笑顔ではなしてくる 「とりあえずお前等はライセンスをとりに行ってこいよ」 あぁそうだった壊し(ブレイカー)の免許がなきゃ名乗っちゃいけないし、仕事が出来ないんだった 「どこでやっているの?」 まずは情報収集からだ 「荒野を西に抜けて、川と山を超えた所にでっかい町があるそこが会場だ」 丁寧に場所を教えてくれる。遠いけどいけない距離ではない…だけど 「町が会場なのか?」 建物とか広場じゃなくか? 「色々な奴らが来て壊していくから町が会場になった。終わったら好きなライセンスが貰える」 破壊に関しては納得 「好きなライセンスがもらえるって…どうゆうこと?」 ふー、とタバコの煙吹き出し一息つく 「この世界には色々と変わった職業があるだろ、壊し屋みたいな」 頷く二人 確かに、一般的な職業があるなかかなりマニアックな職業もある 「最終的にそれらの仕事は強くなきゃいけないんだよ、だから一緒にまとめて試験をやっちまおうって事だよ。だから受かったら好きなライセンスがもらえる」 納得する二人 「受かるのは少ないの?」 人数制だとめんどくさいしな 「ある程度強ければなれるけど、やはり周りがレベル高いと審査もハードル高いだろうな」 はんそんなの 「関係ねぇよ」 二人が一斉にみる これだけは絶対の自信がある 「俺とメイが最強だ」 コーヒーを飲みながら答える。あぁウメェ 「リオン…」 少し頬をそめるメイ 「…そうだな。まぁのろけるのも良いが…」 のろけてねぇよ!? 「いきなりで悪いが後4、5時間で試験始まるぞ。次回は一週間後だぞ」 ピュン 一週間? まってられるか!! 二人は店からいなくなった。静かになった店内ひとりコーヒーをあっためて飲み干す 「やれやれ…何もなきゃ良いけど…」
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