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ある日、マッコウはいつものようにティダと珊瑚の森を散歩していました。
考えてみれば不思議な存在のティダ。
彼女の様な魚をマッコウは見たことがありません。
ふと以前彼女が話してくれた事を思い出して尋ねてみました。
「そういえば、前に君はニルヤの神様に会って竜宮の火を潜ったって言ってたよね。そしたら魚の心が読めるようになったんでしょ?」
何故かギクッとした表情を浮かべたティダを見ながら、恐る恐る付け加えました。
「それって…僕でも出来るのかなぁ。」
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