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それを聞いてティダは顔を曇らせました。
「心が読めると言うのは決して素晴らしい事では無いわよ?それに竜宮の火を潜り抜けるにはニルヤの神の許しが必要だし、地獄の苦しみを味わうわ。」
マッコウは少し怖くなりながらも、更に疑問をぶつけます。
「良く解らないんだよなぁ、海の中に火が燃えてるなんて可笑しいよ。それに、たとえそうでも火を潜り抜けるなんて火傷しちゃうじゃないか。」
「勿論君が嘘ついてるなんて思わないけど。」
慌ててそう付け加えると、息を飲んで答えを待ちました。
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