Vol.1

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あの日の夢を久々に見たな… 少女、時下雫(ときしたしずく)は小さくため息をついた。 どうやら、カフェテラスで肘をつきながら軽く眠りについてしまっていたらしい。 あの日のことを忘れることは、たぶんないであろう。 全てが変えられた、夏の思いで。 つかみ始めたものを諦め、今の道を進むと決めた あの、夏の日。
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