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山中
「いいから、何年何組で名前を言わんか!!!」
山中がシャガレ声で中村に怒鳴りまくる。
しかし中村は平然と答えた。
中村
「俺は一年の中村秀吉だっ!文句あっか!?」
山中
「なにぃ!?貴様一年という事は、今日は高校生活初日じゃないか。初日から遅刻するとは、先が思いやられるわ!」
中村
「ふん!一年だからって何だってんだ。」
その時中村が、おもむろに制服の内ポケットから何かを取り出す。
ガサゴソ…
シュボッ…
中村
「す~~ぷは~~」
太一・喜一
「げっ!!ばか、中村さん、タバコは!!」
太一と喜一が焦りながら叫ぶ。
中村
「えっ?あっ!!ああッ!!」
山中
「きききき貴様ッ!!」
山中の額の血管が浮き上がっているのが一目でわかった。
中村
「なはははは…。許して先生。」
焦りながら山中に向けて手を合わせる。
山中
「停学ッッッ!!!!」
中村の高校生活は、めでたく(?)停学謹慎から始まったのであった。
キーンコーンカーンコーン…
キーンコーンカーンコーン…
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