一年三組 中村秀吉

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それから一週間が過ぎた。無事中村の謹慎が解けて、入学してやっと普通に登校してきた。 太一 「ありゃ中村さんがワリぃよ。先公の前でタバコなんか吸うんだもんよぉ。」 太一が中村に言う。太一はいつも中村に冷静なダメ出しをする。 中村 「うぬぬ~。」 太一からあまりにも冷静に、的確にダメ出しをされる中村は、何も言い返せないでいた。 喜一 「そうだぜ中村さん。入学式から停学なんて、ただでさえバカなんだから、出席日数足んなくなんぞ?ギャハハハハ…あ。」 ゴンンッッ!!! 喜一 「・・・・・・ッッ!!!」 こいつはいつも一言多い 太一 「オメェもだょ喜一。まぁまぁ、中村さん。謹慎も解けたんだ。いいじゃねぇかよ。」 中村 「でもよぉ…。くそッ」 ??? 「コラッ秀吉!!喜一君のことポカポカ殴らない!!」 このコは秀吉と幼なじみの斎藤裕美。 中村と何でも言い合える唯一の女の子。 喜一 「そうだぜ中村さん。裕美ちゃんの言う通りだ、まったく。いてて。」 中村 「げっ!!裕美!!?お前が何でココにいんだょ!!?」 中村は裕美に、その気がないわけではないようだが、裕美が苦手。 裕美 「げっとは何よ!?同じクラスでしょバカ!」 中村 「ちきしょ~…どいつもこいつも人をバカバカ言いやがる…。」 太一 「いいんだ、裕美ちゃん。喜一もバカなんだし」 裕美 「とにかく秀吉!タバコをやめなさいタバコを。高校生なんだからね?」 中村 「ふぬッ…ウルセー女だぜ。」 裕美 「あん!?何か言った!?」 中村 「あはは。何も。」 裕美 「よし。」 スタスタ… 中村にタバコをやめるよう言い放った裕美は、女友達の方に歩いて行った
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