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中村
「だ~クソ!!キャンキャンうるせぇ女だぜ!!」
太一
「わはは。天下の中村さんも、昔からゆみちゃんには頭が上がらねぇなぁ。」
喜一
「ぎゃはは。仕方ねぇよ太一!中村さんはゆみちゃんに惚れてんだからよっ。・・・・あっ」
…ゴン!!…ゴス!!
喜一
「…すぐ殴る!!」
やっぱり一言多い。
太一
「はは、一言多いんだよオメェはよ。」
中村
「帰るぜ。」
喜一
「帰るって中村さん、まだ二時間目だぞ?」
中村
「ダリィんだよ。じゃあな。」
ガラガラッ…ピシャッ!!
照れとイラ立ちから、中村は二時間目で帰ってしまった。
太一
「俺も帰ろっかな。」
喜一
「バカ、太一!!いいのか?次は女子との合同体育だぜ!?」
太一
「何ッッ!!?合同体育!!?」
喜一
「おぉよ!ここで一発イイトコを見せてだな…」
太一
「よっしゃ!!張り切っていくぞ喜一!!」
喜一
「おぅ!!太一!!」
二人とも中村の事を忘れ、女子が見ている体育の授業に、一目散に走っていった。
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