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「俺達のプレイ速度についてこれるかだ」
「あ、あぁー…………。そこかい」
少し納得したように答える達也。
「プレイ時間は大丈夫です。私もなるべくこちらにいるようにします」
「うーん…………」
葵の返答にうなり声をあげるヒロ。
三人のプレイ時間は今や現実に過ごす時間より長い。一般プレイヤーの平均滞在時間を大きく越えている。
ましてや女がそのプレイ時間についてこれるとはヒロには思えなかった。
「せやけど、ヒロ。大会には団体で出るつもりやろ? どのみち後一人足らんやないか」
団体戦には四人の出場が不可欠だ。
「そうだけど……」
そこが活路と見出だした陽は葵の竜について話した。
「あっ、葵の竜は支援系の竜なんだよ! パーティの攻撃力上げたり、シールド張ったりできるスキル覚えてる!」
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