5239人が本棚に入れています
本棚に追加
/400ページ
ヒロもそれを聞くと少し目の色を変えた。
「これは願ってもないやないか。盾役一人、火力役二人、支援役一人。バランスめっちゃええで、ヒロ」
暫く考えた後にヒロは口を開いた。
「……確かにな。よし、わかった」
ヒロのその言葉を聞き、三人の表情は明るくなり笑顔が溢れる。
セラも嬉しいのか尻尾を上下に振った。
だが次のヒロの言葉で束の間の喜びはかき消される。
「ただし、条件がある」
全員がヒロの方へ向いた。
「何やねん、素直に入隊認めればええやん!」
「俺は中途半端は嫌なんだよ。それなりの覚悟してもらわないと入った時に困る」
「むー…………。まぁ確かにそうか」
達也もヒロの説得力ある言葉に尻込みし、賛成してしまう。
「わかりました。私もキチンとした形で入りたい。条件は何でも構いません」
最初のコメントを投稿しよう!