第1幕 開幕ベル

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『シルカシェン(サーカスの人)はそれをこう呼ぶわ…… Le Cirque de Minuit. ル  シルク  ド ミニュイ 真夜中のサーカス とね………』 僕と颯斗は急に話かけられ驚いて振り返ると、そこには綺麗な銀の髪を靡かせた少女が居た。 「真夜中の、サーカス…」 『そ…』 彼女は綺麗に微笑み頷いた。 「所で君は?」 僕が彼女の微笑みに見とれていると、颯斗は彼女に君は誰だと問いだした。 確かに僕も彼女を見た事がなかった。 『はじめまして、今日フランスから転校して来たミリティア・ロウンと言います。よろしく』 「へー!君が噂の外部生ちゃんか~♪俺、佐久間 颯斗ね♪」 「早瀬……郁渡、です…」 『よろしくね、颯斗君…郁渡君……』 挨拶を済ますと調度良くチャイムが鳴り先生が入って来た。
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