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2008年4月7日。
あの日が私たちの出逢いの日だった…。
今日は待ちに待った高校の入学式。
新しい制服に着替える。鏡の前に立つ自分の姿は少しだけ大人に見える。
準備をして高校へと向かう。
周りも桜が満開で春一色に染まっていた。
「あっ、いた!綾ぁ~!!」
「南ぃ~!」
彼女の名前は星野綾(ほしのあや)
綾は私の幼なじみで幼稚園も小学校も中学校も…高校まで一緒になった。
そんなわけで今日の入学式は綾と一緒に行く約束をしていた。
ていうか一緒に行くのが当たり前だった。
「ねぇねぇ!!綾!入学式だょ?!どうする?!やばくなぁい?!」
「南うっさい!!笑」
私はなにもかも初めての場所でこれからの高校生活のことを考えていたらいてもたってもいられなかった。
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