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《狂愛主義者》
「はー・・・・」
私・・・・南は・・・ある人から狂っていると思わせるほどの愛を受けている
「ほら・・・南・・・ちゃんと後ろ向いて・・・うん・・・いいよ」
彼・・・・剛は・・・私を傷つけることによって愛を感じるらしい・・・・
剛が持っていたナイフが浅く私の背中に食い込んだ
「ああああああああああ!!」
私は絶叫したあまりの痛みに絶叫し泣き叫ぶ
「はあ・・・・はあ・・・これでもっと南は俺のだ・・・」
ナイフについた血を舐めとる
「う・・・・ううううう・・・・」
私はどうしようもなかった
私はずっと一人で・・・・
剛しか居場所がなかった・・・・
剛が居なくなれば私は一人になってしまう・・・・
「よし・・・・今日は愛してるって彫ってあげるーいいよね?南は俺が大好きだもんね?」
「う・・・・・・ん・・・・大好き・・・・大好き・・・・・たけ・・・・・・し」
かすれ掠れの声
これが間違っていたとしても私の居場所は彼だけなのだ
今日も明日も明後日も彼に彼のものであるという刻印を刻まれる
END
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