校長の特権

6/11
前へ
/209ページ
次へ
今は5時間目 御剣たちがクラス委員を決めている最中、校長室で大変な事が起きていた。 校長室には死神がいて、特権の研究をしていた。 前校長、天地は第二の能力をなぜ手にしたのか。 この特権は一体何なのか?などの事を調べていた。 その時突然声はした。 「死神……いや校長と呼ぶべきか?」 突然の声に驚く死神。 「誰だ!?」 しかし校長室には死神しかいない。 「気のせいか?」 そういって背後を振り向く、そこには人がいた。 髪がユラユラと立ち上がり、横に広がって、その眼からは何かドス黒いものを思わせる。 詰め襟は大きく広がり、第一、第二ボタンは外れて、胸元が見えている。 「お前は……小田誠……!?」 死神は驚いた。 去年の夏休み、神島が暴走して、全てが始まり。 【黒き森の住人】という組織の存在を明らかにし、その時、『ダークエネルギー』と呼ばれる力を使ったのが、今死神のすぐそこにいる、小田。 (全く気配に気づかなかった) 「小田…お前どうやって入った?」 小田は壁を指差す。 「壁?どうやって…」
/209ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加