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この学校の一般入試の定員は、60名だったが、実際の所の定員は不明。
入れる数が60で固定されてるだけだ。
あくまでこの学校はスキル能力者の学校。
スキル能力者は優先して、推薦という形で受かっていく。
つまり、スキル能力者が多いほど、一般で受かる確率が下がり、倍率が跳ね上がる。
今年一般で受かったのは、15人で倍率は5倍、だから75人程度が受けた事になる。
「御剣だったかな?彼だと思うよ、最後の一人」
死神はふと閃いたように言った。
「御剣?入学式に一人だけ体育館にいたヤツか?」
心あたりがあるように神島が問う。
「そう彼は確か、入試の試験の成績は一位だった覚えがある……うん間違いなくそうだ」
「で、死神どうするんだ?」
「間違いなくスキルを与えるつもりだよ神島……校長の特権で…」
校長の特権。
それはこの学校の校長になった者に与えられる。
『校証の焼き印』がその特権。
それを体の何処かに刻む事で、前校長も手にした、第二の能力が与えられる。
その後、神島は校長室を出た。
新入生はテストを受けて、下校した。
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