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「「「「遅いー!」」」」
店の中に入るなり、そんな言葉を浴びせられた俺は、その場に立ち尽くすしかなかった。
クスクスクス─
「お前にしては、のんびりとした登場だな」
そう言いながら、ビールのグラスを渡す啓介。
その後ろには、悠斗、彩、凜の姿があった。
「なんだよコレ...で?舞は??」
まだ舞の姿を確認していない俺は、周りを見回しながら聞いた。
「大丈夫だよ。本気で誘拐した訳じゃねーんだから...」
呆れながら答える啓介の後ろの扉がゆっくりと開く。
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