1001人が本棚に入れています
本棚に追加
/582ページ
『あいつ、電話に出ない…迎えに行って来るよ…』
俺は嘘をついて、その場から逃げる様に飛び出した。
けど…、既にエンジンの掛かった車を、なかなか進ませる事が出来なかった。
他の女の所に居るあいつを、舞チンになんて会わせたくない。
あいつのせいで、舞チンが苦しんでいるんだ…。
俺なら……俺なら、こんな思いなんてさせないのに…。
自分の気持ちばかりが優先して、行動出来ない自分がいた。
最初のコメントを投稿しよう!