ゴールに向かって...

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広い庭へ出て何ショットか撮った後、スタッフが声を掛けて来た。 「PVのも撮っちゃうね」 そう言って、俺達に動きの指示をし始める。 「ねぇ。PVって?」 「ん?わかんない...」 何も知らないふりをして答える俺の横では、未だ緊張でガチガチの舞の姿があった。 場所を移動しても、表情の固いままの舞が居る。 「まだ緊張取れない?」 「あははっ...緊張し過ぎて気持ち悪いくらいだよ」 苦笑いの舞を椅子へ座らせ、スタッフの元へ向かった。
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