ゴールに向かって...

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それから1時間位だろうか... 会場の中と外をゆっくりと、いろんな話しをしながら歩いては休憩して...を繰り返していた。 「ねぇ、秀一...あんまり休憩長過ぎない?スタッフさん達ずっと着いて回って来てて悪いよ。私ならもう大丈夫だし...」 舞からのその言葉を聞き、その場から撮影スタッフへ声をかけた。 「もう大丈夫ってさー」 「OK!...じゃあ、あっち良いかな?」 指示された場所へ行き、ポーズの指示を待つ。 「じゃー、取りあえず...二人向き合おうか」 「はい!見つめ合ってー...Kissしてー」 驚く舞へそっとKissをする。 ─ん?OK!出ないぞ?? そっと唇を離しスタッフを見ると、皆笑っている。 「いやー...長いチューだねー」 そんなKissシーンを同じ様に、別の場所でも撮った。 「はい、お疲れさーん!後は編集楽しみにしといてー」 そう言い残し、撮影スタッフメンバーは帰って行った。
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