絶望文学集

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逝国   トンネルを抜けるとトンネルだった。 そのトンネルを抜けるとまた、トンネルだった。 そのまたトンネルを抜けるとまたまた、トンネルだった。 どこまでもどこまでもトンネルトンネルずーっとトンネル。 私の人生。 トンネルを抜けるとトンネルだった。   ―絶望文学集― 第一集より
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