絶望文学集

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弔問の多い料理店 Restaurant 河豚軒 ●「当店は弔問の多い料理店ですからどうかご承知下さい」 故人の料理長は生前多くの方と親交があったのですね。いや、免許の無い者が河豚をさばいてるもので、弔問客が多いのではなくて、亡くなられたお客様を弔問する事が多いのです。「うわあ」がたがたがた。二人は泣き出しました。 ●「ここでは砂に埋まって解毒して下さい。救急車は15分とお待たせしません」   ―絶望文学集― 第四集より
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