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今降ろしてもらった。
久しぶりに地面に立った気がするぜ。
・・・よく考えたら、この人うさみみ生えてるんだったよね?
で、それに拉致された僕はアリスなのか。
なるほど・・・。
『って納得できるかァァア!!!!』
カッと目を開いてうさみみ男を睨みつける。
ハク
「僕はハクです。まずはみんなにアリスが来たことを知らせなきゃいけないので、この薬を飲んでください」
そう言ってハクはどこからかコップを持ってきた。
ハクの後ろにテーブルがあるみたいだ。
『僕アリスじゃないから。それにそんなピンク色の液体飲みたくありません』
鮮やかなショッキングピンク!!
飲んだら死にそうだ!
ハク
「これ飲まないと先に進めないんですよ」
いや、アリスじゃないって言ってんでしょーが!!
『ハゲめ、いつから僕はアリスになった?』
僕の質問にハクは笑顔で答える。
ハク
「生まれた時からです」
だったら最初からアリスとして生きていたかったわ!!
『あー、もういい。アリスでいい。アリスがいい。果てしない冒険が僕を待っているに違いない!!』
僕はハクからコップを受け取り、一気に飲み干した。
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