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???
「・・・覚えてないの?」
猫耳男は口を三角に尖らせる。
なんだ、かわいいじゃないか。
身長は大きいみたいだけど。
目の前まで来ちゃったよ猫耳男。
そういえばハクも僕のこと知ってたみたいだったよね。
パニクってたから冷静に考えられなかったけど。
『・・・僕、この世界に来たことあるの?』
素朴な疑問だが、猫耳男は尻尾を揺らした。
だんだんと猫耳男の口がにやけていくのが分かる。
と思うも束の間、いきなり抱きしめられた!
『えっ、なっ、何?何!?』
急な展開にまたもやパニックですって!!
だけどハクみたいな危機感を感じないのは何故?
???
「アリス・・・全部忘れた?」
耳元で聞こえた声に全身が震えた。
ちょっ、耳に息が・・・!
『忘れたも何もっ・・・知らない!』
あぁぁ!もうっ!
僕純情なの!!
今絶対顔真っ赤!!
ネア
「俺はネア。アリスを導くのは俺だよ」
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