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俺の言葉に固まるように動かなくなる由宇。
逃げないことをいいことに由宇にゆっくりと顔を近づけていく。
一気に意識して鼓動が速まりだす。
もう由宇の唇が触れそうで、お互いの吐息を感じる距離。
｢やーっ!!｣
今まで何の反応も拒絶もしなかった由宇が突然、悲鳴を上げ俺の￥の胸を思いっきり押しのけだす。
あまりの由宇の声に驚いき、俺は反射的に体を少し離した。
同時に由宇は腕を思いっきり突っ張らせ、そのまま俯いて俺を拒みだす。
｢由宇…｣
突然の由宇の様子に俺は戸惑いながら、でも由宇の頬に触れようと手を伸ばす。
瞬間、ビクッと由宇が反射的に体を縮める。
でもさっきのような拒絶はなく、俺は由宇の様子を伺いながらにソッとその頬に触れた。
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