550人が本棚に入れています
本棚に追加
香織:「あっ!未柑!今回は、ご近所さんだね?よろしくねぇー♪」
未柑:「……うん、よろしく。授業分からないとこあったら香織に聞くから」
何、言っちゃってんのかな?この人ってば!
香織:「いや、私が教えてもらうことの方が絶対多くなるって!」
未柑:「……そう?じゃ、分からないことは聞いて。」
香織:「うん、お世話になります♪」
後ろを向いて未柑と盛り上がっていると、チョンチョンと明に肩を突(ツツ)かれる。
香織:「ん?どしたの?」
明:「ごめん、未柑!香織ちょっと借りるね」
未柑:「……うん。」
未柑から了承を貰ったので体を前に向き直し明の話を聞く。
香織:「それで、どしたの?」
私がそう聞くと、明は無言で自分の前の席を指差している。
明の前に座っているのは、なんと転校生の春日君だった。
残念ながら杏也とも席が離れてって言うか近くになれなかったので少し周りに溶け込めずに静かに座っている。
香織:「明、話し掛けてみれば良いじゃん?」
私は、小声で言う。
明は、少し考えて転校生の肩をトントンと叩いた。
最初のコメントを投稿しよう!