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そんな姿を見つめている2人の姿が―
紗奈:「…ねぇ?何見てるの?」
晴:「あー…何も見てない」
紗奈:「なんで、嘘つくかなぁ?香織を見てたでしょ?楽しそうに香織とお喋りする未柑にムカついてたりして??」
ニヤニヤ顔で晴に顔を近づける紗奈。
晴:「顔が近いよ!顔が!別に何とも思わねぇしっ!」
紗奈:「そうなの?私の席が香織だったらどうする?」
晴:「そりゃ、嬉しいけど…そんなことよりお前こそ杏也と離れて残念だったなぁ?」
今度は、逆に晴がニヤニヤして紗奈に聞いてくる。
紗奈:「私は、一緒のクラスってだけって幸せなんだから!」
晴:「あっそ、それにしても杏也のヤツ面白い顔してんなぁ…」
なんて言いながら晴は、爆笑している。
紗奈:「笑いすぎっ!!しょうがないよ、、あの席だと居眠りも出来ないし……」
教壇の真ん前の席になってしまった杏也は、この世の終わりが来たかのような表情で机に顔を突っ伏している。
晴:「ま、お前は、杏也と付き合えるように頑張れ!俺も頑張るからっ!」
紗奈:「よしっ!お互いに頑張ろう♪♪」
廊下側の教室では、小さな結束が生まれた(笑)
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