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「っ…それは…」
チラッと隼人を見ると隼人の心配そうな顔。
ずるいでしょ。
その表情は…捨てないでって言ってる、子犬みたいな目は…。
「…い…ゃだけど…」
「じゃっ!決定~♪まな他の役の人も決めてくるねっ♪」
最悪…。
まな何考えてるの…。
まなに上手く流されてしまい、2人の間に微妙な空気が流れた。
「…まあ、頑張ろうな♪」
ゆりの頭を撫でながら隼人は笑顔で言った。
───帰り道───
「はぁっ…。」
ゆりは大きなため息をついた。それを見た隼人は優しくゆりの手を握った。
手なんか繋いだ事無かったからビックリして立ち止まって隼人を見てしまった。
「ゆりさ、劇やっぱり嫌だった?」
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