ゆりと隼人

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  隼人は少し悩んだ表情を見せて笑った。   「とりあえず、そこの公園行かない?座ろ。」   隼人はさっき繋いだ手をそのまま引いて、近くのベンチにゆりを座らせてくれた。   そして隼人は近くの自動販売機まで走り、飲み物を買ってゆりに渡した。     「はい、緑茶な。」     当然のように緑茶を買ってきた隼人にゆりは驚いた。   確かにゆりは甘い物が苦手で飲み物も大体緑茶かミネラルウォーターしか飲まない。   「はははっ。今ゆり面白い顔してる」   「な…!面白いって!酷くない。初めて言われたし」   「あ、いつものゆりだ。」   え……? 隼人はニコニコしながら話し出した。     「ゆりの好きな所はねー、…まず顔!」     ……顔なの?ゆり、正直普通の顔だと思うんだけど。それに顔ならさえの方が可愛いと思うし 綺麗系ならなつみだし。
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