ゆりと隼人

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  「ほら~ゆり素直じゃん!俺からしたらゆりはさ?思ってる事ちゃんと言えるし、でもちゃんと相手を傷つけないよう言葉を選んで言うじゃん?。」    たまに、素直にも程があるくらいのレベルだと思うけど。 でも…今までそんな風に言ってくれた人、いなかった。   『言い過ぎ』、『冷たい』『口悪い』…散々言われてきた。でもゆりはゆり、嫌いならそれで良いって思ってた。     「俺はゆりがうらやましい。そう思ってたら…いつの間にか目で追ってたっつうか……うん。」   あ。真っ赤…   もしかして、隼人はゆりの事ずっと見ててくれたの?   だから飲み物の好みを知ってたの?     隼人は不思議な人だね。   ゆりの悪い部分をうらやましいと言う。   そして、好きだと。     「…ねぇ?隼人。」   「んー?」   「ゆり、今日1日で隼人の事少し分かったよ。隼人言いたい事言えないって言うけど…ゆりの前じゃ素直だもん。」
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