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「待ってください!俺は民間人ですよ!」
カズマはカレンに言い寄る
「レイゴウのパイロット登録が原因不明で解除できなくなってしまいました、ですがあの機体を遊ばしておく程軍に余裕はありません。なのであなたには特例として軍に入隊してレイゴウを動かしてもらいます。あなたに拒否権はありません」
カレンは冷たく告げる
「そんな……勝手すぎるでしょう……!」
カズマはその場から走りだした
「カズマ君!」
「君!」
ユカとレナが制止の声をかけたがカズマは構わず走っていってしまった
「艦長、ここは自分が彼を追います」
レオンが艦長の肩をポンと叩きカズマを追おうとする
「私も行きます」
「私も」
続けてレナとユカもレオンのあとを追っていく
カレンは拳をぎゅっと握ったあと
「…………これにてブリーフィングは終わり各員は最後の点検に入って終わったら休憩してください、あと任せるわね」
ブリッジにいた面々が次々と自分の持ち場にもどる
そんな中、カレンは自分の部屋に戻るために艦内の廊下を移動していた
「……私だってあんな幼い子を戦争に出したくはないわよ……でもアームウイングがでなければもっと多くの命が失われてしまうのよ……!」
ガン
と自分のやるせなさに壁を叩いた
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