広がる戦火

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部屋から出て廊下を進んでいると、ちょうど角からレナが曲がってきた。 「おはようございます。レナ中尉」 「君は……そう、戦うことを選んだのね」 レナは小声で呟いた。 「レナ中尉?」 「何でもないわ、自己紹介がまだだったわね。私はレナ・カツラギ、階級は中尉、あなたより一つ上ね。これからよろしくね」 挨拶が終わると同時にレナは敬礼をした。 「は、はい。自分はカズマ・トウゴウです。階級は少尉です。こちらこそよろしくお願いします!中尉!」 カズマも慌てて自己紹介をして敬礼をするのだった。 「ふふっ、そんなに強張らなくてもいいわよ。年も近いんだしね。さっ、みんな待っているだろうし行きましょう」 「はい」 カズマはレナに付いてブリッジへと向かった。
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