23人が本棚に入れています
本棚に追加
パカッ―ヒュゥゥゥゥゥ…
ん?
「あ~?何だ、今日はフリーフォール警報発令中だったっけ?あ~お空が小さくなってくな~。」
青い青いお空はどんどん小さくなっていき、アタシはため息をついた。
「ん?何か聞こえんな…。」
音の出所を探れば、足の下に広がる青。それを突き抜けると、今度はうじゃうじゃした人間?と、昔の城みたいな建物。
つか、うじゃうじゃした奴らの中を突き進んでるあいつらやばくね?
あ、ロン毛の兄ちゃん後ろヤバイよ?あらら、槍振り上げて刺されちゃうよ?
「……うぜえ、けど仕方ないなあ~。」
アタシはロン毛の兄ちゃんに着地点を定めて、尚且つ鞄から辞書を槍持った人間に投げた。
「喰らえ~金田一なんとかが編集した国語辞典~。」
―ズバコンッ!!グシャ!
あ、角当たった。ごめん、痛かったよね?
「ブハァッ!?」
「どわぁっ!?」
あれ?なんか足元からもうひとつ悲鳴がしたな。
アタシはそっと足元を見た。したら……。
.
最初のコメントを投稿しよう!