5月

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*********** 「智~、ちょいとウンコいってくらぁ~」 「う~ぃ」 祐介がそう言ってトイレの中へと消えていった 今日はクラスマッチ当日である 智明は持ち前の運動神経で決勝まで勝ち上がっていた 今は体育館で三位決定戦が行われている 智明はその間に休憩しようと、祐介と購買の自販機に来ていた 「ハァ…」 智明は一際、大きなため息をついて自販機に100円玉を入れた あれから菜摘は智明と一言も交わしてくれない 前までは小声でうざいとか言っていたのが聞こえていたが、今はそれもない ちょっと調子に乗りすぎた… 智明は数日前の行動を反省していた でも…あんなに顔真っ赤にして…可愛いなぁ… 智明は嫌われているということそっちのけでニヤニヤとにやける 相変わらずのプラス思考万歳である
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