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死人がでる、か。
頭の中で反芻して考える。
そういうのは性格上、大が幾つあっても足りないくらい嫌いなのだが。
姿形、まったく分からない奴相手をした止めようもないのが事実。
「その無茶苦茶喧嘩が強いって奴の情報は?」
「そいつが一人って事だけはわかっている」
つまりは情報無しって事か。
「情報が無いなら俺は足で捜す」
「そうしてくれ。僕様も極力力を尽くそう」
葵は不機嫌そうにパソコンに目を落とす。
そう、葵は俺以上にこういったことが嫌いだった。
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