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昼休み。
俺は逃げるようにして屋上まで来ていた。
理由は一つ、白峯巫女と蕪木在方から文字通り逃げる為。
予想通りに、屋上から教室の様子を見ていると昼休みになってから弁当を持った二人が俺を探しに来ていた。
「やっと一人になれる」
昨日今日でごたごたし過ぎた。
長い間ああやって同じ歳の奴と会話するなんてほとんど無かったから少しだけ
疲れた。
少しだけハイペース過ぎた。
目が回るみたいで
ただ少し疲れただけだ。
……弁当食べるか。
落ち着いてから弁当を食べようとした矢先、「あちょー!」、という叫び声とともに屋上のドアが荒々しく開放された。
「……」
「お!やっぱりいた!巫女!いたよー」
「フウタ様。昼食をご一緒させてください」
嵐のように現れた二人。
俺を休ませてくれることは無いらしい。
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