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学校が終わり、よろず屋に向かった。 「飯作りに来たぞ、葵」 「ん、ご苦労だね」 「何食べたい?」 「中華」 「分かった」 いつもと変わらない会話。 「時にフウタ」 「なんだよ?」 「後ろにいる二人は誰だい?」 「夢見る少女その一とその二だ」 そんな説明をすると葵が不機嫌そうに笑うので腰を据えて話すことにした。 「どういう事か俺を様付けで呼んで付き纏う白峯巫女と暇つぶしの為に俺に付き纏う蕪木在方だ」 「白峯に蕪木ねぇ……」 俺の後ろにいる二人に視線を送る葵。 「やあやあ初めまして。僕様は闇火葵。以後、よろしくだよ。巫女に在方」
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