1145人が本棚に入れています
本棚に追加
「……詰みだな」
少年はそう言うと、血が全く付着していない槍を男の首に触れる程度に突きつけた。
「――――」
男の反応がない。
「……?」
少年は訝しみ、槍の柄で軽くつついてみた。
反応がない。
どうやら、気絶しているようだ。
「……さて、と」
少年は、男達が倒れているのを見て、何となく数えてみた。
「1人、2人、3人、4人、5人、6人、7人、8人…………9人、10人!? ちょっと待て、8人じゃない!?」
少年は、指差して数えていっていたが、まさかの2人追加に驚きを隠せないようだった。
そして、また驚く事になる。
何故なら、また2人程投げ飛ばされて来たからだ。
最初のコメントを投稿しよう!